研修医教育

麻酔科研修到達目標

当教室で研修を受ける医師は、麻酔科医として必要な基本的知識と技能を取得をめざすと共に、公益法人に本麻酔科学会認定麻酔科専門医を取得するものとする。同時に、当教室ならびに関連施設において集中治療や術後痛管理等を含む多彩な周術期管理の研修を通じ、関連医療従事者との協調性を公平性、そして自らの意思や考えを伝達、実践する力を兼ね備えた「視野の広い麻酔科医」となることを研修到達目標とする。

麻酔科研修到達目標

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抄読会

土曜ジャーナルクラブ

これまで月1回、土曜日の朝7時10分から論文抄読会を行ってきましたが、2015年4月からは「土曜ジャーナルクラブ」として新たな形式の発表に生まれ変わりました。
手術室、集中治療室、ペインの各部門が持ち回りで担当し、それぞれの部門で研修中の若手の先生が毎月各部門に関連した内容の論文を紹介します。
発表する先生は上級医からマンツーマンの指導を受け、パワーポイントを用いたスライド形式で最新のトピックスを紹介してくれます。
抄読会終了後随時更新していきます。今後も楽しみにしていて下さい。

テーマと抄読会で使用された論文
  • 第21回 簑島/小杉 Central and systemic inflammatory responses to thoracotomy – Potential implications for acute and chronic postsurgical pain. Talbot M, et al. J Neuroimmunol 2015;285:147-9.
    要約: 術後痛の遷延化が問題となっている開胸手術において、術前後で脳脊髄液および血清中の炎症性メディエーターの濃度変化を追った観察研究。術後痛との関連が示唆されている。
  • 第20回 山本/鈴木(武)Low-dose dexmedetomidine improves sleep quality patternin elderly patients after noncardiac surgery in the intensive care unit. Xin-Hai Wu, et al. Anesthesiology 2016;125:979-91.
    要点:非心臓手術を受け術後ICU管理の高齢患者に対し、低用量デクスメデトミジン(0.1 µg/kg/h)の予防的投与によりstage IIのnon-REM睡眠の割合が増え、睡眠の質が改善する可能性を示したパイロットRCT。
  • 第19回 奥田/関 Changes in stroke volume induced by lung recruitment maneuver predict fluid responsiveness in mechanically ventilated patients in the operating room. Biais M, et al. Anesthesiology 2017;126:260-7.
    要点:手術室人工呼吸患者・脳外科手術での導入後手術開始前の循環動態が落ち着いた状態で、Lung Recruitment Manuerver(20cmH2OのCPAPを20秒間付加する方法)による動脈圧波形解析でのStroke Volumeの30%減少は、輸液反応性があることを予見できる。
  • 第18回 福山/小杉 Efficacy of Duloxetine in Chronic Low Back Pain with a Neuropathic Component: A Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Crossover Trial. RP. Schukro, et al.
    Anesthesiology. 2016;124(1):150-8. 
  • 第17回 勅使河原/鈴木(武) Effect of Early Vasopressin vs Norepinephrine on Kidney Failure in Patients With Septic Shock The VANISH Randomized Clinical Trial;
    JAMA. 2016; 316(5): 509-518.
  • 第16回 佐藤(正) Randomized evaluation of fibrinogen vs placebo in complex cardiovascular surgery (REPLACE): a double-blind phase III study of homeostatic therapy.:
    British Journal of Anaesthesia 2016; 117: 41-51.
  • 第15回 若宮/小杉 Postpartum Spinal Cord, Root, Plexus and Peripheral Nerve Injuries Involving the Lower Extremities: A Practical Approach.
    Anesth Analg 2015;120:141-8
  • 第14回 鈴木(悠)/鈴木(武) Initiation Strategies for Renal-Replacement Therapy in the Intensive Care Unit.
    DOI : 10. 1056 / NEJMoa 1603017
  • 第13回 勅使河原/井上 Perioperative Respiratory Adverse Events in Pediatric Ambulatory Anesthesia: Development and Validation of a Risk Prediction Tool.
    Anesth Analg2016;122:1578-85.
  • 第12回 小石川/小杉  Randomized Controlled Study of Percutaneous Epidural Neuroplasty Using Racz Catheter and Epidural Steroid Injection in Cervical Disc Disease.
    Pain Physician 2016; 19: 39-47.
  • 第11回 遠藤/鈴木 Assessment of Clinical Criteria for Sepsis For the Third International Consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock (Sepsis-3).
    JAMA 2016; 315: 762-74.

G1・G2勉強会

<趣旨> 慶應義塾大学麻酔学教室では後期研修医教育の質の向上のため、これまでにも論文の抄読会や勉強会、学会発表の指導を行ってまいりました。しかし肝心の「後期研修医が自分で発表する機会」については少なかったのが実情です。そもそも日本の医学教育においては未だに知識詰め込み型の教育が行われており、プレゼンテーションのスキルを向上するための教育機会に乏しいという問題があるため、後期研修医にもそのような機会が必要であるのは明らかでした。
 そこで今回、後期研修医からの要望もあり、月1回のG1.G2勉強会を開催する運びとなりました。この勉強会では後期研修医が日々の臨床において疑問に感じたことや症例について勉強したことを基にして、担当者が「自分で」プレゼンテーションの内容を吟味し他の後期研修医に発表する事に主眼を置いています。

研修担当主任 五十嵐 達

G1・G2抄読会

毎年恒例となりましたG1・G2による抄読会。日常の臨床で疑問に感じたことを解決すべく、先輩の先生方の指導を受けつつ論文を系統的に調べスライドにまとめて発表してくれました。一つのトピックを各自選び、論文検索・スライド作成・プレゼンテーション・質疑応答という一連の流れを通じて、知識のインプットとアウトプットという臨床医として欠かせないスキルを体験してもらいました。今後ますます磨きをかけて立派な麻酔科医になってください。

  • 第1回 G2 久保(指導:山田、南嶋)硬膜外局所麻酔薬の濃度と量
  • 第2回 G1 高橋 (指導 : 加藤)周術期AKI予防に麻酔科医ができること

2015年度

今年で3年目となり恒例となりつつある後期研修医の先生による論文発表が行なわれました。 昨年までと同様、日常の臨床で疑問に感じたことを調べ、上級医の先生の指導を受けながらスライドにまとめ発表してくれました。 論文検索・スライド作成・プレゼンテーションという一連の流れを通して、知識のインプットとアウトプットという臨床医として欠かせないスキルを体験してもらいました。 今後ますます磨きをかけて立派な麻酔科医になって下さい!

テーマと抄読会で使用された論文
  • 第1回 赤尾/藍 「Magnesium: a versatile drug for anesthesiologists」
  • 第2回 竹内/南嶋「周術期尿崩症の診断と治療」

過去の記事一覧

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