留学先より

Vanderbilt University School of Medicine. U.S.A留学便り

長田 大雅

Vanderbilt University School of Medicine.

2013年10月からアメリカテネシー州ナッシュビルにあるVanderbilt大学に留学させてもらっています。テネシー州?ナッシュビル?といってもあまり聞いたことが無い人が多いかと思いますが、テネシー州はアメリカ南部に位置し、その州都であるナッシュビルには日産やブリジストンのアメリカ本社があるなど実は日本とも馴染みのある都市の一つです。

アメリカテネシー州ナッシュビル

ここの一番の魅力は、なんといっても自然に囲まれた優雅な暮らしができることでしょう。街じゅう至るところに緑があふれており、公園や近くの森あるいは家の敷地内でもシカやリスといった動物を見かけることも稀ではありません。週末には大人も子供もバーベキューをしたり、トレッキングをしたりと自然を満喫することができます。

アメリカテネシー州ナッシュビル

そしてもう一つのいいところは、サザンホスピタリティーといわれる南部固有の文化です。サザンホスピタリティーとは「アメリカ南部のおもてなしの心」という意味で、他人に対し親切にすることです。通りで目があっただけでにっこり笑顔が返ってきたり、困っているとすぐに声をかけてくれたりととても親切な人ばかりです。英語が苦手な私にとってとても助かっています。

ところで肝心の研究についてですが、私はこちらではAllergy, Pulmonary & Critical Care MedicineというDepartmentに属していて、PIのDr, Wareのもとで急性肺障害の研究をしています。当研究室では、Acute Lung InjuryのメディエーターとしてCell free hemoglobinに注目しており、それを動物実験、人の臨床研究の両面から検証しています。私自身も脳死患者さんの肺を用いた灌流モデルによる実験と、ICU患者のサンプルを用いた臨床研究を同時進行で行っています。特に、灌流モデルによる実験は当研究室でも初めての実験系で、共同研究者でLab ManagerであるNancyと一緒にあーでもない、こーでもないと試行錯誤しながら日々研究をしています。そして週1回のLab Meetingでは、それぞれの実験の進行具合について発表し、それに対しお互い質問やアドバイスなどをするのですが、Dr.Wareから学生さんまでが忌憚なく意見を言い合います。これが不思議なくらいいい雰囲気で、次の1週間また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

アメリカテネシー州ナッシュビル

こちらでは当直を含めた臨床業務が無いこともあって、平日の夕方までは仕事、それ以降と週末はプライベートときっちり分けた生活を送っています。留学前、留学直後は本当に異国の地でやっていけるのだろうかと不安も大きかったのですが、いろんな方と巡り会い、助けてもらいながら仕事とプライベートともに充実した毎日を過ごしています。皆さんも思い切って海外留学いかがですか?

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