集中治療

施設紹介

施設紹介

慶應義塾大学病院一般集中治療室(General Intensive Care Units: GICU)は1988年5月に急性期重症患者を収容する新たな病棟として20床で開設された。当初は一定数の救急床、ストローク床を含んでいたが、2000年3月厚生労働省特定集中治療室(ICU)4床を整備するに伴い、統括したうえで総病床数14床で当院における急性期集学的医療の中心的役割を担ってきた。
2011年2月、特定集中治療室を10床に増床し、ハイケアユニット(HCU)10床と合わせ、計20床のGICUとしてリニューアルし、院内外で発生した急性期重症患者の集中的な治療に幅広く対応している。

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スタッフ紹介

GICUスタッフ

現在GICUスタッフは4名に加え、麻酔科後期研修医研修プログラムからレジデント2~3名がGICU診療に専従しています。

鈴木医師
鈴木医師

鈴木医師が専従医のまとめ役となっています。

カンファレンス風景

森﨑教授は厳しい方ですが頼もしい存在、スタッフや看護師のよき相談相手です。

カンファレンス風景

病棟看護師は60名で、集中ケア認定看護師1名、呼吸療法士4名が所属しています。

チーム医療の充実化により医療の質向上に努めます

臨床工学技士
臨床工学技士

GICU専属臨床工学士2名が人工呼吸、急性血液浄化、体外補助循環等に用いる高度医療機器を常に支えています。

薬剤師
薬剤師

薬剤師3名が配属され、薬学的管理や専門的な情報提供に従事しています。

理学療法士
理学療法士

呼吸ケアチームとして、GICUからの転出前から、亜急性~慢性期における呼吸療法に欠かせない存在です。

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対象疾患

HCU病床

2009年度のGICU入室患者の内訳を表に示しています。 GICUの特徴は院内外で発生した急性期重症患者ならびに重症化の危険性の高い患者を対象としている点で、救急を含め院外からの入室患者が約4割を占めます。対象疾患別では、内科系では呼吸器・循環器疾患をはじめ、中枢神経疾患が主な対象疾患となる一方、外科系では心臓外科手術後、移植手術を含む食道癌手術後に加え、頸椎を含む脊椎外科手術患者に対応しているのが特徴といえます。2011年2月ICU増床に伴い、今後さらに当院の救急医療体制の整備を含む急性期医療の要としての発展が期待されています。

注)数字は患者数を示し、()内は全入室患者数1454人に対する割合(%)を示す。
院外 院内 全体
入室患者数 566(38.9) 888(61.1) 1454
入室期間1週間以内 430 796 1226(84.3)
入室期間2週間以上 39 22 61(4.2)
集中治療室入室患者数 161 416 577(39.7)
注)数字は患者数を示し、()内は全入室患者数1454人に対する割合(%)を示す。
疾患別患者数 院外 院内 全体
呼吸・循環器内科 133 47 180
消化器内科 43 17 60
神経内科 86 9 95
救急科 139 9 148
一般消化器外科 37 245 282
心臓血管外科 21 298 319
呼吸器外科 3 6 9
脳神経外科 69 16 85
整形外科 3 138 141
その他 32 103 135

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GICU

GICUの一日

GICU専従医の朝ラウンド

GICUの一日は、GICU専従医の朝ラウンドから始まります。
当直医を中心に経過と本日一日の治療方針について専従スタッフ、レジデントで議論します。

GICUカンファレンス

麻酔科医が、専従医師として24時間体制で常駐し、毎朝8時10分からGICUカンファレンスで主診療科や併診科と協議のうえで入退室を含む治療方針の大枠を決める運営がされています。勿論、GICUカンファレンスには看護師、臨床工学技士、薬剤師も出席し、治療方針や看護ケア、高度医療機器からの適否について、共有化を図っています。集学的治療を実践し、質の高い集中治療を目指しています。

GICU研修

麻酔科後期研修医は研修プログラムにそって、数か月間GICU研修を行います。カンファレンスでの治療方針に従ってスタッフとともに診療開始です。入室患者の診察、諸検査データや画像をチェックし、方針の再確認をします。重症度スコア(SOFAスコア)を用いた重症患者スクリーニングも合わせて行います。

心超音波検査、気管支鏡検査

心超音波検査、気管支鏡検査なども指導を受けながら実践し、各種データと合わせて重症患者の系統だった評価をするなど、将来の集中治療医を育んでいます。

心超音波検査、気管支鏡検査

気管支鏡検査後、無事人工呼吸器から離脱!!よかったですね・・

無事人工呼吸器から離脱
気管支鏡検査

感染サーベイランス

右写真は、週2回行われている感染サーベイランスです。感染はICU入室患者の大敵です。当院感染制御センターの指導も受けながら、専従医師、看護師でミーティングを行い、 対象患者あるいはGICUとしての感染制御について話し合います。

GICU夕回診

GICU夕回診を午後6時から行っています。
その日の治療や検査結果等をもとに、新たな問題点について議論します。
急性期患者は時々刻々状態が変化することも多く、一日の中で何点かの修正ポイントを設け、必要であれば主診療科や関連診療科の診療要請を行い、より集学的な医療を提供できることになります。

GICU研修を受ける後期研修医は日々スタッフとともに、様々な病態に対応しながら、関連診療科や医療従事者との連携に必要な基本的また最新の知識と判断力、技量や危機管理を習得していきます。

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亜急性~慢性期治療

症例検討

当院では医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士がチームとして、一般病棟で人工呼吸管理を受けている患者の治療も実践しています。呼吸理学療法を中心に、栄養管理、人工呼吸器からの離脱計画、鎮痛鎮静等に至るまで幅広く対応しています。また在宅呼吸器への移行や在宅呼吸器を導入患者への対応も担っています。チーム診療を開始したチームを結成した2010年以降、より迅速な患者情報の共有が可能となり、より適切な対応管理が可能となりました。週1回症例検討カンファレンスとチームによる回診を行っています。

症例検討
回診

研修医

臨床実習中の本塾医学部学生(左写真)も熱心にスタッフの説明に耳をかたむけています。 夏季休暇期間中には、他大学医学部学生(右下写真)もGICU実習を希望してきていただきました。

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慶應義塾大学医学部 麻酔学教室(直通)TEL : 03-5363-3107(内線61608)