サブスペシャリティ研修:緩和医療部門
緩和医療は緩和ケアセンターを中心に行われています。
緩和ケアセンターでは、がんによる全人的苦痛への対応のほか、心不全末期患者や呼吸不全末期患者への対応を行っています。
患者や家族が経験する様々な苦痛に対応するためには、包括的評価を行い、患者や家族のニーズを把握する必要があります。緩和ケアシートを用いて包括的評価に基づいた介入計画の策定について指導いたします。
また、苦痛緩和については下記の実習が可能です。
1.WHO方式がん疼痛治療法の習得(オピオイド・鎮痛補助薬)
2.呼吸困難、下痢・便秘、悪心・嘔吐、倦怠感等の身体症状への対応
3.不安、不眠、せん妄など精神症状への対応
4.終末期における意思決定支援
5.終末期鎮静の適応の判断
多様な苦痛に対応するために、チーム医療が行われています。チーム内でのコミュニケーションの取り方、医師としての役割など、幅広く研修することが可能です。
症例数は500例以上ありますので、疾患や病期に偏らない研修ができます。
連絡先:
橋口さおり
keio.masuikanwa@gmail.com