ペイン・緩和

施設紹介

施設紹介痛みは生体防御の警告としての役割があるが、必要以上に大きいものや長く持続するものは苦痛を伴う。それらの苦痛を軽減させるのが我々の部門である。当院の特徴としては、術後急性痛、慢性痛はペインクリニック外来が担当し、がん性疼痛は緩和ケアチームが主に担当している。痛みは様々な要因が関与し、多面的アプローチが必要になることが多いため他科とも密に連携して集学的診療を行っている。また、院内だけではなく、地域とも連携して診療をしている。そして、臨床のみならず様々な痛みの研究を行っており基礎から臨床まで幅広い教育環境が整っている。
2018年6月1日より「痛み診療センター」として生まれ変わり、様々な科が協力して患者さんひとりひとりの痛みに応じた総合的な痛み治療に取り組んでいく。

業務内容・対象疾患

業務内容
  • 主に変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、根性坐骨神経症、FBSSなどの腰下肢痛、頸椎症などの頸部痛、頭痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛などに対して薬物、神経ブロックによる治療を行っている。
  • 術中・術後の急性痛に対して術後回診を行いPatient Controlled Analgesia(PCA)の管理や術後遷延痛への対応を行っている。
  • がん性疼痛に対して緩和ケアチーム回診を行いオピオイド等の薬物コントロール、神経ブロック治療を行っている。

教育

教育

  • 痛みに関する専門性をもって器質的・心理社会的診断・分析を行った上で治療方針を決定し診療でき、リサーチマインドをもった医療人の育成を目指している。
  • 具体的には外来業務、術後回診、緩和ケアチーム回診を通してコミュニケーションスキル、鎮痛薬、オピオイドの薬物動態や適応、効果の習得、各種エコーガイド下神経ブロック・透視下神経ブロックから脊髄刺激電極、Raczカテーテルなどのインターベンショナルな手技の習得も可能である。
  • 痛み関連の研究、本学大学院博士課程の指導教育を行い積極的に学会発表をして国内外のペインクリ二シャンと交流、疼痛診療の発展に寄与する。

研究活動

  • 現在行っている研究として
    1. 機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いた、慢性痛と脳領域の安静時活動の関連性評価のための前向き2群比較試験
    2. 神経根ブロック(経椎間孔的硬膜外デキサメタゾン注入)の耐糖能および副腎機能への影響に関する研究
    3. 産業界における慢性疼痛の実態調査研究
    4. 慢性関節痛患者での中枢炎症反応の関与と人工関節置換術術後痛との関連に関する研究
  • 今後、厚生労働行政推進調査事業(慢性の痛み政策研究事業)の「慢性の痛み診療・教育の基盤となるシステム構築に関する研究班」の研究分担施設として、全国19研究施設と共同で、集学的慢性痛診療体制による診断・病態の把握と認知行動療法的な面に重点を置いた介入・治療の効果を開発予定の共通の評価手段を用いて評価・分析し、我が国の医療システムの中で社会的にも医療経済上も有用な評価手段を創出・普及なども予定している。

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