2023年 麻酔科関東地方会参加報告
関東甲信越・東京支部第63回合同学術集会(通称、関東地方会)
開催日:2023年9月2日
開催地:京王プラザホテル(新宿)
関東甲信越・東京支部第63回合同学術集会に現地参加し、発表してきたのでご報告いたします。
私は学生のときより手術に興味があり一時は外科を志しましたが、研修医として麻酔科をローテートする中で麻酔科の立場から手術に携わることの面白さを知り、麻酔科を選びました。私にとっては現地開催での学会発表は今回が初めてでありとても緊張しましたが、指導医の先生方をはじめ、たくさんの医局の先生方が発表を見に来てくださり大変心強く、安心して発表に臨むことができました。
自身の発表においては、多くの先生方から様々なご質問ご意見をいただき、貴重な機会となりました。地方会への参加は今回が初めてだったため学会の規模や雰囲気については比較対象がなくわかりませんが、ポスターブースには会場の端から端まで所狭しにポスターが掲示されており、発表の際には各ブースに人が溢れていて大変活気に満ちていました。
自分自身の発表以外の時間には同期の発表を聞いたり、事前にポスターを拝見して気になったものに関して発表を聞いたりして過ごしましたが、日々の診療において疑問に感じていたことに関する内容も多く、他の演者の発表は興味深い内容ばかりで大変勉強になりました。
特に、筋弛緩薬によるアナフィラキシーを経験した症例や、ロボット支援下手術で合併症をきたした症例、妊婦に対して区域麻酔のみで腹腔鏡手術を行った症例などが印象に残っており、合併症がなくてもいつでも起こりうることであり、経験者の発表を聞くことでとても勉強になりました。
発表に関しては、未熟な点が多々ございましたが、準備段階から発表当日まで大変丁寧にご指導いただき、指導医の先生方に厚く御礼申し上げます。
専修医1年 原 真央